１．黒にんにくとは？

２．通常のにんにくと黒にんにくの違いってあるの？

３．黒にんにくの栄養価について

４．黒にんにくのおすすめレシピ

５．黒にんにくのおすすめ商品

高温多湿の環境で通常の白いにんにくを約1か月程熟成させ、黒く変化したにんにくのことを「黒にんにく」といいます。
黒にんにくブームの火付け役となったのは、元弘前大学医学部保健学科の佐々木甚一教授の研究により、わずかしか含まれないＳ－アリルシステイン、シクロアリイン、ピログルタミン酸などが豊富に含まれる黒にんにくは、「不思議な黒い果物」とも呼べる健康食品であると学会などに発表し、黒にんにくは日本のみならず世界的に広まりました。
今では、世界黒にんにくサミットと言って、黒にんにくに関する科学者による機能性の追求、また、料理人による調理法や海外での活用方法等の情報共有を通じ、消費者の選択、黒にんにくの品質の向上、６次産業化の推進、輸出の促進、そして機能性表示食品の制度普及などを目的として開催されています。
日本生まれの黒にんにくは、世界へと広がっています。

黒にんにくはもともと白いにんにくを熟成したものですが、黒にんにくとにんにくの最大の違いは、栄養成分の含有量にあります。

★熟成させることで栄養成分の含有量が増える主な栄養成分

・S-アリルシステイン(SAC)
・アルギニン
・ポリフェノール
・GABA
・ピログルタミン酸
・アスパラギン酸
・フェニルアラニン
・プロリン
・アラニン

通常のにんにくと比べて、黒にんにくは刺激的なニオイが気になりません。フルーティでドライフルーツのような甘酸っぱい風味と食感が特徴的、食後に口臭が残ることや胃もたれが起こることもほとんどありません。安心して黒にんにくをお召し上がり頂けます。

黒にんにくは数ある食品の中で予防栄養価が抜群に高い食品と言われています。

●アルギニン
「アルギニン」は非必須アミノ酸の一種で、摂取することにより、血流の改善や免疫力の向上といった、体内を活性化させる効果が期待できることから、健康増進に役立つとされています。疲労回復やインスリンの分泌を促したり、幅広い効果を期待できます。

【健康効果】
・免疫力を高める
・疲労回復
・動脈硬化・高血圧の予防
・成長ホルモンの分泌を促すことが知られており、健康と美容の両面での利点
・筋力の維持

●ポリフェノール
「ポリフェノール」聞くと、なんとなく体にいいイメージはあるけれど、実際にどんな効果があって、毎日の食事にどうとり入れればいいのかはよくわからない・・・という方が多いと思います。
ポリフェノールの含有量が多い食品として、その代表的なものが赤ワインやコーヒー、お茶と言われています。そして、黒にんにくにもポリフェノールが豊富に含まれています。
ポリフェノールには悪玉コレステロール（LDL）の酸化を抑える働きがあるので、こういった食品を効果的に摂取することが健康維持につながると期待されています。

【健康効果】
・生活習慣予防
・抗酸化作用
・アレルギーの緩和
・動脈硬化予防
・食後血糖値上昇抑制

●S-アリルシステイン
「S-アリルシステイン」は黒にんにくへと熟成する過程で生まれる栄養成分です。
にんにくにはごくわずかにしか含まれていませんが、黒にんにくに熟成させることにより、その含有量は約10倍以上にまで増加します。ポリフェノール同様に強い抗酸化作用があり、老化現象を引き起こす活性酸素と腸内の悪玉コレステロールが結びつくのを防ぎます。また、高血圧の防止、疲労感の軽減などに効果が期待できます。

【健康効果】
・生活習慣予防
・抗酸化作用
・血液サラサラ
・アンチエイジング

黒にんにくのおいしい食べ方、調理にも使えるアレンジレシピをご紹介します。

●サラダのトッピングに！
黒にんにくを細かくみじん切りにしたものをパラパラとお好きなサラダにトッピングするといつもと違うオシャレなサラダに大変身！

●エビと黒にんにくのパスタ
エビと黒にんにくの相性は抜群です。焦がしにんにく醤油のような風味になって、いつもと少し違ったペペロンチーノをお試し下さい。